2000年にできた介護保険制度は、介護は家庭内だけで担うのではなく、在宅で介護サービスを受けられる介護の社会化をするためにできました。この制度ができてから21年がたちますが、介護保険制度は改定のたびにサービスが削減され、介護従事者の報酬は低く慢性的な人材不足、その結果ヤングケアラーが増え、ケアラーによる虐待、介護離職など、家族介護の問題が出ています。
介護を必要とする本人もケアラーも、どんな支援をうけるのか自分で選び表明でき、必要な時に必要なサービスが受けられることこそが、介護保険が目指してきた介護の社会化です。その重要な介護サービスの人材の確保と家族介護者への支援の充実を訴えました。