プラスチックフリーの世田谷をめざして
世田谷区議会の一般質問で、プラスチックの問題を取り上げました。
先日、会派で、2018年に「かまくらプラごみゼロ宣言」を行っている鎌倉市に視察にいってきました。
鎌倉市では、レジ袋削減について、行政と市民、事業者やNPOの連携した取り組みがすすんでいます。市内の事業者と連携したコミュニティマーケットかまんどいちばでは「旅するマイバック」と題し、1日200枚のレジ袋削減がなされました。家庭で使われていない紙袋やマイバックをストックし、忘れた方へ「departure(出発)」のスタンプを押し貸し出します。使い終わったら「arrived(かえってきました)」のスタンプ。お店のロゴがはいった紙袋がいろんな人の手によって、様々なところへ旅をする、これはお店の宣伝にもなり、お互いにwinwinの関係になります。
2020年7月に、経済産業省の省令でレジ袋有料化が義務付けられます。しかしこの有料化実施ガイドラインには問題があり、レジ袋削減の入り口についたところです。そこで、決算特別委員会で質問いたしましたが、その後、区の「庁内一体となってすすめる対策」はどのようになっているのか、質問に取り上げました。
世田谷区では、昨年、「世田谷プラスチック・スマートプロジェクト」を立ち上げ、イベントや会議での使い捨てプラスチック製品の削減など区としての率先行動を示すとともに、東京2020大会に向けた世田谷クリーンアップ大作戦など、区民・事業者の協働によるプラスチックごみの削減等の取組を進めています。
レジ袋の削減については、区役所第1庁舎ロビーに区民が持ち寄ったエコバックを提供する「エコバックツリー」を設置し、必要な人に利用してもらうエコバックシェアを実施し、PRしている。
また、使い捨てプラスチックの削減に取り組む小売店などを支援する「せたがやエコフレンドリーシヨップ推進事業」などを予定している。
今年7月からレジ袋が有料化されます。この機会に、鎌倉市のような取組が世田谷でも進められるよう働きかけていきたいと思います。