災害時の地域での備え~障がいのある方や支援の必要な方と~

災害時の障がいのある方や支援が必要な方の避難について取り上げました。地域の避難訓練は、参加するにも支援者が必要であったり、遠慮があったり、周りも声をかけるのを躊躇したりとなかなか難しいと聞きます。誰もが、避難訓練に参加しやすい環境作りを求めました。コミュニケーション・ツールや支援グッズなど、その避難所を利用するご本人と話して準備することが必要です。避難所運営の方々にも理解を広げ、助け合える関係性になれば安心です。

国分寺市には災害時等障がい者支援バンダナがあります。ヘルプマークとともに、「目が不自由です」「耳が聞こえません」など緊急時にも一目で伝わるような支援グッズです。多くの自治体や、障がい者支援団体なども作っていますが、特に国分寺市のものは、一つの角に自分で書き入れられるようになっています。例えば、「大きな音が苦手です」「ゆっくり話してください」片方の耳が不自由な方は「右側から声をかけてください」など、その人に合わせて伝えたいことが伝わります。様々な人それぞれに合わせ、情報が伝わる工夫のある支援グッズを世田谷区でも当事者の方といっしょに作ることを提案しました。

区議会で支援バンダナを紹介する金井えり子