国連子どもの権利条約 31条
国連の子どもの権利条約の中で、私が最も重要と考え一番好きなのが31条。休息・余暇、遊び、文化的・芸術的生活への参加の権利です。今の子どもたちは忙しすぎる、大人である私たちもつい「早く、早く」とせかしてしまいがちです。追われる子ども達は余裕がなくなっているのではないかと危惧しています。子どもの自殺は2020年が過去最多の499人、2021年は473人でした。日本の子どもの精神的幸福度はOECD38か国中、37位です。今、子どもに必要なのは、31条の休息し、かつ余暇を持つ権利ではないでしょうか。その年齢、発達にふさわしい遊び、レクリエーション的活動を行う権利、文化的生活及び芸術に自由に参加する権利が保障されています。子どもの本来の持つ力をのばすのは、遊びであり、経験です。失敗し、やりなおしながら育つ、そして、そのためにも休むことも大切です。その子その子のペースで生きる、その生き方が認められるように、社会はもっとゆったりと大きな器にならなければいけないと感じています。