高齢者とペットについて

高齢者とペットについて第3回世田谷区議会定例会で質問しました。

高齢の方こそ、一人暮らしの方こそペットと一緒に暮らすことは、良いことではないかと思います。コミュニケーションが取れる、一緒に身体を動かせる、生活のリズムが出来る、何より、生きているぬくもりを感じることができます。ペットが生きがいになる人もいます。しかし、先々を心配してペットを飼うことを我慢している人もいます。飼っている中でも、もしもの時のことを思い悩んだり、ペットが高齢化したら面倒をみきれないという不安もあります。飼い主の思いも様々です。

横須賀市にある特別養護老人ホームでは、ペットとともに入居ができ、また自分のペットがいなくても施設の犬や猫と触れ合えるようになっています。その方の思いを大切にした対応がとられています。

福岡県古賀市では「ペットと暮らすシニアの備えサポート」事業がはじまりました。飼い主がペットのかかりつけ医や緊急時の預け先、万が一の時のことなどをあらかじめ記入し、ケアマネージャーと確認しておきます。市には、登録したボランティア団体があり、ペットに関するサポートが必要な高齢者への訪問なども行います。

このような工夫があれば、飼い主の選択肢もふえ、ペットと引き離すばかりではなくなります。ご本人の思いが尊重されることは、その後の生きる希望へも繋がります。世田谷区人と動物との調和のとれた共生推進プラン(第二次)素案が示されました。高齢であっても、ご本人が飼い主として責任をもってペットの行く末までを選べること、その思いに寄り添えるプランになることを求めました。私自身も動物が大好きでペットとの暮らしの時間がとても大切です。最後の時まで責任を持って、よりよい選択をしたいと思います。